引っ越しの段ボールがやっと少なくなってきた。
この間の休みの日も台風が来るの来ないのと騒いでいる中、後片付けをしていたら、十数年前に無くしたと思っていたバイクの写真が出てきた。
当時仕事が縁でお付き合いをしていた方の家に遊びに行って、売りに出そうとしているというバイクを見て一目惚れ。思わずその場で買ってしまった。1980年式のXLS。
こいつを引き取った日、首都高で箱崎JCTを通過中にいきなりエンスト!
幸いなことに周りはいつもの渋滞中。そのためあまり怖い目には遭わずに(そのかわりジロジロ見られたけど)無事にバイクを路肩に寄せ、調べてみた
らバッテリーのターミナル部分のボルトが(おそらく)振動で外れてしまっていた。工具を取り出してすぐに修理して復活。そんな軽いトラブルで始まったこの
バイクとの付き合いは必ずしもイージーなものではなかった。
タンクとシートカウルは某有名ショップのオリジナル。マフラー、メーター、エアクリーナーなども前のオーナーの好みに変えてあるのだが、いろんな
ところがかなり無理矢理取り付けてある。初日に外れたバッテリーのターミナル部分もコードを接続する為に長いステーを介して繋いであった。タンクとフレー
ムの隙間にはゴムのシートをかましてあって、ある日はそのゴムがずれてエンジンのヘッドがタンクに当たり穴があいてガソリンが漏れだしたなんてことも。な
んとも適当なところが昔の手作りチューニングらしかった。
乗ったら乗ったでクラッチがやたらと重く10回もギアチェンジするともう手首が痛くなって握れない。腕全体で引っ張るようにクラッチ切ってギア
チェンジ。後輪のショックもシートや座る姿勢との相性かもしれないけど路面の振動が直に腰に伝わる感じでちょっと走るとお腹と腰が痛くなる。曲がりたい方
向のボタンを押すタイプのウィンカースイッチはタイムラグが大きく、アクセルワークとこのスイッチングを同時に行うのも慣れないとちょっと難しい感じ。
バッテリーもすぐに上がってしまうのにキックスターターが付いてないから、あの重いバイクをしょっちゅう押しがけ。
なんて苦労もいろいろあったけど、いじりながら乗るのが楽しいバイクだった。
英語版のメンテナンスブックもインチ工具も充電器もいろいろ集めて新たなバイクライフを楽しもうとしていたんだけど、それから少しして事情があって乗れなくなってそれっきり。
今でも手放すことができず、軒先で静かに図体だけデカく鎮座している。タンクだけは外して毛布に包んで押し入れで保管。引っ越しの時はこのバイク
の移動の為にクレーン車を手配できる会社が選定の決め手となった。新しいカバーを買ってきて掛けてあげたこいつを見る家族の視線はいかにも邪魔者を見る目
になっている。まあ、確かに狭い家には邪魔なんだけど。
いつかはレストアしてピカピカに磨いてまた乗ってやろうと思ってるんだけど、果たしていつになることやら。。。
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